一日一歩みっかで三歩♪

☆今日のエミリ☆

☆起きると雨がざんざん降っていた。取り合えずそとにでて、雨の匂いを確認。いい匂い。なんだかあたたかい。嬉しい。
でも、仕事にいけるのだろうか、ってくらい途中雨は降っていた。でも、たまにはいいや！降れ降れ！

☆仕事に行く途中で色々考えた事。

黒猫ヤマトさんのドライバー。
雨が降っていても車を降りた後、傘を差して仕事している人はいない。ずぶぬれで頑張っていた。涙が出そう。何でだろうか。この感情は、悲しいのか。

パス亭のバス誘導のおじさん。
黄色いカッパをきて、どしゃぶりのなか、バスを誘導。エミリ達の危険を回避。
寒いだろうか。足は痛くないのだろうか。
また、この変な感情がおそう。

雨も本降り。
環七信号待ち。
横に車椅子のおじさん。
車椅子は、両手を使うので、傘をさせない。
カッパを着ているけど、腕も足もずぶぬれ。
大きな水溜りにタイヤが動きづらそう。
始めて雨の中の車椅子を見た。

思わず傘をさしだしたくなる。
でも

はたして、信号が青になる数秒間雨をよけれたとしても、そのあとは？？
一時的な優しさ？
果たして、それは優しさ？
それとも仕事に遅れても目的地まで一緒に傘を？？

そんな風に戸惑っていると、信号は青になっていたようだ。車椅子のおじさんは一生懸命前に進みだした。

慌てて追いかけた。

渡り終る所で追いついたがおじさんは会社とは反対の方向へぐんぐん進んでいく。

その後姿をじっとみた。

どうしたらよかったんだろう。
なんだこの気持ち。
悲しいのか？むなしいのか？

会社のまん前、エミリはどうしていいか分らないけど取り合えず傘をたたんで、ずぶぬれになってみた。
なんにもならないが、そうしたかった。
泣きたかった。
でもなにに泣きたいのか分らない。

会社に着くと笑われた。傘を持っているのにずぶぬれだし。半べそだし。でも今日も一生懸命笑った。私の不可解な行動はいつもの事だ。皆優しい目でみていた。

★それが不幸だとか思わない。
不幸は人それぞれ。
幸福は人それぞれ。
一人でも多くの友達に幸福を少しでも感じてもらえたら、こんな私でも居て良かった。
やっぱり今日も幸せだった。